1型糖尿病が紹介する糖尿病講座〜インスリンの種類〜

〈薬物療法① インスリンの種類〉

糖尿病治療には3つあると以前紹介しましたが、
一型糖尿病の人に不可欠な薬物療法(インスリン療法)について説明していきます。
糖尿病治療の三本柱についてはこちらから

1型糖尿病が紹介する糖尿病講座 〜糖尿病治療〜

 

 

今回はインスリンの種類を紹介します。

インスリンには

・超速効型インスリン

・速効型インスリン

・中間型インスリン

・持効型

があります。

 

それぞれの特徴を簡単に説明します。

 

・超速効型
効果が出始めるまで…15分
効果ピーク…30分〜3時間
効果持続時間…3〜5時間

 

・速効型
効果が出始めるまで…30分
効果ピーク…2〜3時間
効果持続時間…6〜8時間

 

・中間型
効果が出始めるまで…30分〜90分
効果ピーク…8〜12時間
効果持続時間…18〜24時間

 

・持効型
効果が出始めるまで…2〜3時間
効果持続時間…24時間以上

となっています。

 

 

なぜこれほど種類があるのでしょうか?

それは健康な人の体内では膵臓から
基礎分泌 追加分泌
二種類 のインスリン分泌がなされているからです。

 

基礎分泌 とは、

常に微量ずつインスリンが分泌されていることで、血糖値を上げるホルモン(アドレナリンやグルカゴンなど)と協力して血糖値の調整を行なっています。

 

追加分泌とは、

主に食事の際に、基礎分泌に加えてインスリンが分泌されることで、血糖値が上昇し過ぎないようにし、かつ正常な血糖値にまで下げてくれます。

 

対して、

僕ら1型糖尿病の人はこの二つの分泌がともになされない、もしくは十分な量が分泌されないため、

効き目の長さやピークが異なる複数の種類のインスリンを用いて、血糖値の上昇を防ぎ、血糖値を正常に保つようにしているのです。

 

 

参考に、僕が使っているインスリンを紹介すると、

ノボラピッドとトレシーバ、それからヒューマログという名前のインスリン製剤ですが、

ノボラピッドとヒューマログは超速攻型、トレシーバは持効型です。

 

ノボラピッドとヒューマログで追加分泌、トレシーバで基礎分泌の役割を補っています。

 

 

 

まとめ

膵臓によるインスリン分泌には二種類あるから

健康な人と同じように血糖値をコントロールするために

複数種類のインスリンが用いられる。

 

 

僕のTwitterアカウントです→@Kunanuts2

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